AIO対策は新しい領域のため、効きそうに見えて逆効果になる方法が広まりやすい状況です。
本記事では、施策そのものが評価を下げる5つの型を扱います。流入が止まる原因の切り分けは AIO対策でサイト流入が止まる原因にまとめています。
1. AI向けの隠しテキストの設置

人には見えない位置に、AI向けの説明文やキーワードを埋め込む方法です。
背景色と同じ文字色にする、画面外に配置する、極端に小さい文字にするといった手法が該当します。
これらは検索エンジンのガイドライン違反にあたり、ページ全体の評価を下げる原因になります。
代わりにやること: 伝えたい内容は、読者にも見える本文として書きます。そのうえで構造化データを実装し、意味を機械にも伝えます。
2. 未確認の数値の掲載

「業界平均は◯%」「導入企業の◯割が」といった数値を、出典を確認せずに載せる。
生成AIで下書きを作ると、この形の誤りが混ざりやすくなります。
読者が出典をたどれない数値は、信頼を得るどころか疑いを招きます。
自社の実績についても、条件を書かずに数値だけを出すと、実態と違う印象を与えます。
代わりにやること: 数値には出典と時点を添えます。自社の数値なら、いつ何を測ったのかと、どの条件下での値かを書きます。出典を確認できない数値は、載せずに定性的な説明に置き換えてください。
3. 記事本数だけの追求
AIに引用されるには記事量が必要だと考え、確認が追いつかない本数を出す進め方です。
内容の薄い記事が増えると、サイト全体で何を扱っているのかが伝わりにくくなります。
また、同じテーマの記事が複数あると、どちらが答えなのか分かりにくくなります。
代わりにやること: 週に何本なら事実確認まで回せるかを先に決めます。その範囲で、1記事1テーマを守ります。テーマの選び方は キーワード選定の手順を参照してください。
4. 独自の呼び方の使用
自社だけが使っている手法名や、造語で施策を説明する進め方です。
読者はその言葉を知らないため、何の話か分かりません。
一般に使われていない語は、検索でも探されません。
代わりにやること: 一般的な用語で書きます。説明が必要な専門用語は、平易な言い換えか短い補足を添えてください。
5. 一度きりの整備
構造化データを実装し、記事を数本出したところで運用を止めてしまう進め方です。
更新の止まったページは、新しい情報を求める質問では選ばれにくくなります。
サービス内容が変わったのにページが古いままだと、AIが誤った説明を返す原因にもなります。
代わりにやること: 主要なページの見直し時期を決めます。あわせて、AIに固定の質問を投げて回答を記録する作業を月次に入れてください。
判断に迷ったときの基準

新しい手法を見かけたとき、次の2点で判断できます。
- 読者にとっても価値があるか: AIのためだけの施策は、ガイドライン違反になりやすい領域です。
- 公開されて困る内容か: やり方を説明できない施策は、続けないほうが安全です。
事実確認の時間を先に確保する

ここで挙げた5つは、どれも工数が足りないところから始まります。
確認が追いつかないから数値をそのまま載せ、書く時間がないから本数だけを追う、という流れです。
だからこそ、削るべきなのは確認の時間ではなく、下書きを書く時間のほうです。
事実確認の時間を先に確保し、下書きの作成と数値の集計はツール側に移す。この順番で考えてください。
当社が開発・提供している AIO/SEO自動化ツール「AutoAIO」は、この「下書きを書く時間」を圧縮するためのツールです。30日間の無料体験(クレジットカード登録不要)があります。
まとめ
AIO対策で避けるべきことは、次の5つです。
- AI向けの隠しテキストを置く
- 出典を確認していない数値を載せる
- 確認が追いつかない本数の記事を出す
- 自社だけの呼び方で施策を説明する
- 一度整えたまま更新を止める
自社の記事から、出典が書かれていない数値を探してください。
1つでも見つかれば、そこが最初に直す箇所です。
よくある質問
Q1. AI向けにキーワードを多く入れるのは有効ですか?
有効ではありません。
語数を増やすより、見出しの直後に答えを置き、意味を構造化データで伝えるほうが読み取られやすくなります。
Q2. 生成AIで作った記事をそのまま公開してもよいですか?
事実確認をせずに公開するのは避けてください。
数値や固有名詞に誤りが混ざることがあり、公開後の訂正は信頼を損ねます。
Q3. 記事は何本くらいが適切ですか?
本数から決めず、事実確認まで回せる範囲を上限にしてください。
確認が追いつかない本数は、誤りを公開する原因になります。
Q4. 自社独自の手法名を使いたい場合はどうすればよいですか?
本文では一般的な用語で説明し、呼び方は補足として添える形にしてください。
造語だけで説明すると、読者にも検索にも伝わりません。
Q5. 既存記事の見直しはどのくらいの頻度で行いますか?
主要なページは、サービス内容が変わったときに必ず見直してください。
それ以外は、月次で数本ずつ順番に確認する形にすると無理がありません。


