AIO対策として記事を増やしているのに、社名で尋ねると事実と違う説明が返ってくる。順番が逆になっている可能性があります。
本記事では、記事より先に整えるべき固定ページについて、載せる項目を一覧の形で整理します。
記事より先に固定ページを整える理由
AIが企業について説明するとき、参照されるのは会社概要とサービスページになりやすい傾向があります。
記事は個別のテーマを扱うため、会社そのものの説明には使われにくい性質があります。
会社概要が薄いまま記事を増やしても、社名で尋ねられたときの答えは変わりにくくなります。
記事は「何を扱っているか」を伝え、固定ページは「何者か」を伝える役割を持ちます。
会社概要ページに揃える項目
- 正式な社名と読み方: 法人格の位置を含めた正式表記を書きます。英字表記があれば併記します。
- 事業内容: 何を提供しているかを、業界用語に頼らず書きます。分類名だけを並べると、内容が伝わりません。
- 設立年・所在地・代表者: 企業の同定に使われる基本情報です。1ページにまとめます。
- 従業員数と体制: 規模感が分かる情報は、依頼先を選ぶ判断材料になります。
- 問い合わせ先: 連絡手段を明記します。
情報の散在の解消
事業内容がトップページ、沿革が別ページ、所在地がフッターだけ、という状態はよくあります。
この形だと、全体像がまとまった形で読み取られにくくなります。
会社概要ページ1枚で企業の説明が完結する状態にしてください。
それでも社名が正しく認識されない場合の対処は、ChatGPTで会社名が出ない場合の対策で扱っています。
サービスページに揃える項目
- 誰の何を解決するか: 対象と、解決する課題を冒頭に書きます。
- 提供範囲: 何をどこまで担うのかを具体的に書きます。
- 費用の考え方: 従量か定額か、初期費用の有無を明記します。金額を出さない場合の書き方は 比較検討クエリで候補に残る情報設計にまとめています。
- 導入の流れ: 問い合わせから開始までの段階を示します。
- よくある質問: 商談で実際に聞かれる質問と、その答えを載せます。
商談で毎回説明していることは、そのままページに書ける内容です。
営業に「必ず聞かれること」を挙げてもらうと、書くべき項目が集まります。
構造化データの実装範囲
固定ページに実装する構造化データは、次の3つが基本になります。
- Organization: 会社概要ページに実装します。社名、所在地、設立年、連絡先を記述します。
- Service または Product: サービスページに実装します。提供内容と対象を記述します。
- FAQPage: よくある質問を載せているページに実装します。
記述の方法とエンティティの考え方は、構造化データとエンティティ設計の実装手順にまとめています。
ページに書かれていない内容を構造化データにだけ書くのは避けてください。表示内容と一致していることが前提です。
公開後に確認すること
整えたら、実際にAIへ質問して確認します。
- 社名を入れて「どんな会社か」を尋ねる
- サービス名を入れて「何ができるか」を尋ねる
- 「この分野で相談できる会社は」と尋ね、自社が挙がるかを見る
返ってきた内容と実際のずれが、そのまま次に直す箇所です。
記録を続ける方法は AI回答の引用モニタリングの進め方を参照してください。
固定ページの見直しを予定に入れる
固定ページは、記事と違って毎週触るものではありません。
そのぶん、サービス内容が変わったときに直し忘れます。
サービスの変更を決める場で、固定ページの修正も同時に決める。
この形にしておくと、古い説明が残り続けません。
当社が開発・提供している AIO/SEO自動化ツール「AutoAIO」は記事側の運用を担うツールですが、固定ページを整えたうえで使うほうが結果につながります。30日間の無料体験(クレジットカード登録不要)があります。
まとめ
AIO対策は、記事を書く前に固定ページを整えるほうが効率的です。
- 会社概要ページ1枚で企業の説明が完結する状態にする
- サービスページに提供範囲と費用の考え方を書く
- 商談で必ず聞かれる質問を、そのままFAQに載せる
- Organization・Service・FAQPage を実装する
- 公開後にAIへ3つ質問し、実際とのずれを確認する
自社の会社概要ページを開き、事業内容が業界用語なしで説明されているかを見てください。
社外の人が読んで分からない書き方なら、AIにも伝わりません。
よくある質問
Q1. 記事と固定ページはどちらを先に整えるべきですか?
固定ページが先です。
社名で尋ねられたときに参照されやすいのは会社概要とサービスページのため、ここが薄いと記事を増やしても答えが変わりにくくなります。
Q2. 会社概要に書く項目はどこまで必要ですか?
正式な社名、事業内容、設立年、所在地、代表者、従業員数、問い合わせ先が基本です。
これらを1ページにまとめてください。
Q3. 構造化データはページの内容と違ってもよいですか?
いけません。
ページに表示されていない内容を構造化データにだけ書くのは避けてください。
Q4. サービスページのFAQは何問くらい必要ですか?
問数より内容です。
商談で毎回聞かれる質問から順に載せてください。
Q5. AIの説明に古い情報が出てきます。どうすればよいですか?
まず自社サイトに古い記述が残っていないかを確認してください。
自社ページを直したあと、AIの回答が変わるまでには時間がかかります。